今回は、
時間のイメージの錯覚です。
初心者前衛の皆さん、ボレーで
『振り遅れる』のは技術のせいではなく、
時間の使い方のイメージが
間違っているからかもしれません。
少し考えてみてください。
後衛がベースライン付近で打ったボールを、
前衛がネット付近でボレー するまでの時間
何秒ぐらいと思いますか?
後衛のラリーのインパクトから、
前衛のボレー のインパクトまで。
ソフトテニスのベースラインから
ネット付近(ボレーの位置)まで
ボールが到達する時間は、
打球の速さによって異なりますが、
一般的には
0.4秒〜0.7秒程度です。
具体的な速度別の目安は、
到達時間の目安 ベースラインから
ネットまでの距離を
約12m〜13mと想定した場合、
時速120km以上
(トップ選手クラス) 約 0.36秒 以下
時速100km
(一般的な強打) 約 0.43秒
時速80km
(標準的なストローク) 約 0.54秒
時速60km
(緩やかなロブや中ロブ) 約 0.72秒
ボレーの判断に必要な要素
人間の反応速度は、
視覚刺激に対しておよそ
0.2秒〜0.25秒
と言われています。
1. ボールを認識
相手が打った瞬間にコースを判断
2. 準備(テイクバック)
ラケットを引き、足を一歩踏み出す
3. 実行(スイング)
インパクト
時速100kmのボールを
ボレーで処理する場合、
0.2秒で判断を終えないと、
スイングが間に合わなくなります。
そのため、打たれる前の
「構え」や「予測」
これらが非常に重要になります。
と、AIに聞くと教えてくれました♪
まず0.2秒ほどで判断する。
0.2秒ですよ!
ボサッとしていたら終わりです。
判断した次はテイクバックですが、
ボレーでテイクバックを大きくすれば、
間に合わないのはわかりますよね。
なんせ、ボールは0.5秒ぐらい
目の前に飛んできますから。
そしてボレーをするんですが、
最初の判断やテイクバックが遅れると、
ボールを当てる動きだけで
帳尻合わせをしようとします。
だって、そこでしかもう
修正できないわけですから。
当然、無理なので、
綺麗なボレーは打てなくなります。
ボールの滞空時間ですが、
私も実際に計測してみたり、
YouTube映像も計測してみましたが、
やはり、0.5秒ぐらいでした。
この、0.5秒ぐらいの間に、
ボールを0.2秒で判断したら、
残りは0.3秒しかありません。
この「0.3秒」を分解すると、
ソフトテニスの前衛が、いかに
時間との戦いであるかが分かります。
あなたが動作に使える時間は、たったの
『0.3秒』
0.2秒で相手のインパクトを見てから
「フォアかバックか」
「高さはどうか」
を判断し、
0.3秒で実際に足を運び、
ラケットをセットしてボールを捉える
たった0.3秒の短時間を補うために、
トッププレーヤーは以下の動きを
無意識に行うことができるんです。
それが、キホンノ『キ』にも書いた、
・正しい構え
・スプリットステップ
・左手
だったりするんですね。
もちろん、
上級者は相手のフォームやラケット面、
これまでの配球パターンなどから、
打たれる前にコースを絞ることで、
0.2秒の判断時間を有益にします。
それでも、構えが間違っていたり、
スプリットステップがなかったり、
左手を使えていなかったりすると、
確実にタイミングは遅れてしまいます。
構えが悪いだけで、貴重な時間を約30%ロスしている
例えば構え。
ボレーの時の前衛の構えは
キホンノ『キ』に書きました。
肘は前、ガットは顔の位置
でしたね。
これが、
肘は体の横、ガットはお腹辺り
という良くない構えだとしたら、
いくら予測が優れていても、
ラケットを高い位置や、
前の位置に持ち上げる動作だけで、
0.1秒以上かかってしまいます。
0.3秒の動きのうち、
ラケットを持ち上げるだけなのに
0.1秒も使う必要はありますか?
これで約33%もロスしています。
ですが、しっかり顔の位置にガット、
左手でスロートを持つ、
肘は体の前という、正しい構えがあれば、
0.3秒フルに使えます。
特に基本の正面ボレーというのは、
縦面のボレーですから、
バック側に来ても縦面フォアのように
処理すればよいと思います。
正面ボレーなのに、
すぐに横面を使う人を見かけますが、
それでは0.3秒で対応ができないため、
安定したボレーができません。
正面ボレーで最小限の動きが
出来るようになれば、縦面では
届かないような距離も縦から横へ
面をシフトさせて、安定したボレーが
打てるようになると思いますので、
まずは、
縦面ボレーがしっかり出来るように
縦面ボレーが出来るようになるためには
『正しい構え』
が、しっかりできるように。
と、なるわけです。
ボレーは、
0.3秒で対応しないといけません。
ベースラインよりも前で打たれたら、
0.3秒よりもさらに短い時間で
対応しないといけなくなります。
のんびり構えている人。
ラケット下げて構えている人。
肘が体より前で構えていない人。
イメージを正してくださいね♪
ついでに言うと正面ボレーは、
右利きなら右肩の前でボレー
左利きなら左肩の前でボレー
です。
顔の正面ではなく、
正面を向いてボレーするから正面ボレー
だと理解しておきましょう♪
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